旦那が全国転勤のある会社に勤めていたので、転勤族でした。
「でした。」…はい、過去形です。
3年前に、転勤族をやめました。
転勤族をやめたきっかけ
転勤族をやめたきっかけは、子どものいる家庭なら必ず直面するであろう問題、子どもの学校のことです。
子どもの学校のことがなければ、転勤って楽しいんですよ。
生まれ育った土地を離れてみて、いままで「あたりまえ」だと思っていたことが、全国的には「あたりまえじゃない」ってことに気づきます。
その土地のいろんな文化や風習に触れたりできます。
特別なことをしなくても、ただ、スーパーで買い物するだけでも、その土地の文化が分かって面白い!
例えば富山。
スーパーの特売品に「とろろ昆布」があるんです!
大阪のスーパーでは、「とろろ昆布は」ひっそりと売られていて、特売品になんてほとんどなりません。
でも、富山では「とろろ昆布」が特売の目立つ位置にどーんと置いてある!
コンビニでも「とろろ昆布おにぎり」が売っている。
富山で生まれ育った友達曰く、とろろ昆布は欠かすことのできない食材だそうです。
…話がそれました(^^;
旦那の会社の転勤の辞令は突然来ます。
具体的に言うと、10日くらい前です。
「7月1日付で大阪から富山へ転勤」ということを告げられたのは「6月21日」でしたからね。
・富山で新しく住む家を探す
・引越しの手配をする
・引越しする
これを10日間で済ませないといけません。
もう、バタバタです(笑)
この時、子どもたちは幼稚園に通っていましたから、とりあえず先に旦那だけ引っ越してもらい、私たちは夏休みになってから引っ越すということにしました。
子どもの立場で考えると、さすがに「10日後に引っ越します」は急すぎる…。
今回、転勤が告げられたのは、たまたま夏休み前でした。
でも、もし夏休みに入ってすぐに転勤が決まったら、1学期までは普通に通ってたのに、2学期にはもういない…ってことが起こりうるんですよね。
友達とのお別れのあいさつも、ちゃんとできないんですよね…。
そんな感じだったので、転勤についていくのは中学生までだろうな…と思っていました。子どもが高学年くらいになると、仲のいい友達と離れるのも嫌がりますしね。
あと、高校受験のことを考えると、中学3年生になってからの転校は避けたい。
高校受験のシステムって、都道府県によって全然違うんですよね…。ただでさえ、受験って大変だから、不安材料は少しでも減らしたい。
で、旦那と話し合って出した結論。
キリのいいところで計画的に転校して定住しちゃおう。
いつ、どこに転勤するのか分からない生活から抜け出さないと、子どもには負担が大きい。大人だけなら楽しめるけれど、子ども目線では大変です。
長女が中学生になる4月に、私と子ども達だけ地元の大阪に戻って定住する。
旦那は単身赴任。
家族で話し合ってそう決めました。
大阪じゃなくて「その時住んでいる場所」に定住するっていう候補もありました。
メリットは、子どもの友達関係がそのまま続けられること。小学校の友達と同じ中学校に通えます。
でも、仮に北海道にいたとして、旦那が沖縄に単身赴任、実家は大阪とかになると、帰省とか考えると、金銭的に無理が生じる可能性がある。
実家の両親に何かあった時も、近くに住んでいる方がいいですし。
自分たちで定住先を選べるなら、地元の大阪がいちばん無難だろうということに落ち着きました。
単身赴任予定まであと1年
長女が6年生になった時に決めたこと
長女が幼稚園の時に「大阪→富山」に引っ越して、3年生の時に「富山→神奈川」に引っ越しました。
そして、神奈川で「長女が6年生の4月」を迎えました。
定住予定まであと1年です。
でも、この1年のあいだに、転勤の辞令がくる可能性がある訳です。
なので、こう決めました。
- これ以降の転勤にはついていかない。
- 転勤があっても卒業まではこの場所に住む。
- 卒業したら大阪に引っ越す。
だって、6年生の途中で転校しちゃったら、1年足らずしか通っていない学校で卒業式を迎えることになります。
仲良しの友達と一緒に卒業式をむかえさせてあげたいですもん。
単身赴任の予定だったんですよ?
その年の12月のある日、旦那が言いました。
「仕事辞めていい?俺も大阪に帰る」
あ、そうくる?(笑)
この時、旦那は44歳です。
この年齢でリストラされたわけでもないのに仕事を辞めるのは、なかなかのチャレンジャーですよね。
そして、出した答えは、
「なんとかなるでしょ」
お気楽すぎます?(笑)
60歳が定年として(その頃には65歳定年が普通になってそうだけど)、16年もずっとひとり暮らしというのも寂しいし、家族は一緒にいたほうがいいしね。
収入の保証よりも家族で一緒にいることを選びました。
一応、何も考えてなかったわけではなく、お金に関しての試算はしてたんですけどね。